好きなことってなんだろう②
中学生になるまでは、思うがままに絵を描いていたり、
夏休み短期間だけ絵を習っていて、おじいちゃん先生には、絵の技法をいろいろ
教えて貰ったけど、基本的には 自己流 で描くことを大事にしてくれて
絵を描いたり、作品を作っては「上手いことできてるなあ〜」と、
褒めてもらっては、翌週も更に増すタイプでした。
特に、上手い 下手 とか関係なく、楽しさだけで、絵を描いていたり、作品をつくっていました。
ところが中学生。
中学生になってから、絵の具からポスターカラー になり
自分で色んな色をつくっていく事が楽しかったのですが。。。
一気に絵のクオリティを求められているような気がしました。
まるでパソコンで描いたような絵や、人物像もまるで写真並みに描くこと
など、どこかで「上手く描かなければならない」という気持ちでしかありませんでした。
それでも思うがまま描いて、提出していましたが、いろいろと描き直しや訂正が入って
自分の絵や作品が自分らしくないような気がしました。
※今思えば、先生にアドバイスを貰っていたのにもかかわらず、
一方的に指導されていたような気分で、前向きにはなれませんでした。
今まで落書きの延長上、お絵描きとしてやっていたことに気づき
自分の絵には自信がなくなり、なんとか成績を落とさないように、
知識的なことなどの筆記テストだけに力を注いでいました。
出会ったコラージュ
中学2年生のときに、教育実習生の先生の授業を受ける機会がありました。
ずっと、ポスターカラーをつかって、絵を描く事がほとんどの授業だったから
またおんなじ事なんかな、、、、。
って思っていたら。
【自分の好きなものをコラージュしよう】というテーマの授業でした。
白いA4サイズの台紙に、雑誌の切り抜きはったり、ものを貼り付けたり
絵を描いたり、、、なんでもしてもいい。
久々に自分がしたかった事ができる、、、。と思い、その2週間ほどだけは
授業が最高に楽しかったです。
限られた時間でしたが、とにかく好きなものたくさん用意し、ペタペタ貼り付けたり描いたり、、、。
思うがままの作品でした。
虹の寒色系あたりに貼り付けているものは嫌いなもの。
数学や魚など
テレビのなかや暖色系あたりは自分の大好きなもの。
また、数字とかもあるけど、これから好きになりたいもの。
だったことを今でも覚えています。
コラージュをしていると色んなアイデアが次々とわき、
授業ではじかんがたりないから、家持って帰って続きをしたり。。。
小学生以来の楽しさでした。
コラージュは、精神医療の治療の1つとしてコラージュ療法が使われており
自分の心と向き合う療法として使われてもいます。
今この作品を見ていると、
当時の自分の状況が客観的に見られて、面白いのと、思い出が様々蘇ってきます。
美術の時間で唯一楽しかったのは、このコラージュでした。
高校入学してからは、美術もなく。ちょろちょろと落書きぐらいしかしませんでした。
絵の代わりに、動画作ったり写真を撮ったりすることに興味がありました。
絵を描く作品を作ることは幼稚園、小学生の時みたいにすることもすっかりなくなっていました。
そして大学生。。。。。やっぱり、好きなのかも、、、?!
続く。