LA LA LAND の世界観に魅了されて
先日、家に届いたもの。
あの話題作『ラ・ラ・ランド』の試写会の案内でした。
「見に行きたいな・・・。」と、試写会とか関西でやっていないかと探していたら
大阪で行われる試写会の募集があったので、すぐにはがきで応募。
一週間後ぐらいに、運よく手元に案内のはがきが・・・。
※はがきに何も特別なことはしていません
そして、2/21大阪某所にて一足早く鑑賞してきました。
出だしから鳥肌!!
映画始まった瞬間からAnother Day Of Sunがスタート(早い!)
車の上でも踊っちゃうぐらい
また一人一人の服が、まるで60年代の映画に出てきそうで、思わず音楽と演出に引き付けられました。
タイトルのフォントも、色使いなどから、レトロ感漂って、なつかしさと新鮮さが
いりまじりました。
わ、、、今から始まる。。ワクワク・・・と期待が高まっていました。
映画全体、ミュージカルだったので、
今まで見てきた、ミュージカル映画で近いな・・・と、おもったのは
音楽のセンス、ファッションなど総括していくと
「ロシュフォールの恋人」が脳裏に思い浮かんできて、
フランス映画をハリウッドにしたら。って感じだったように思えてきました。
どのシーンも迫力満載
個人的に印象に残ったシーンは
映画の予告でもある、タップダンスのシーン
フルで見ると、二人の息がいかにピッタリか。思わず踊りだしたくなってしまうぐらい。
デートで映画を見ていたら、途中で、フィルムの故障。
二人が思いついたのが、映画のロケになった、グリフィス天文台へ二人でデート。
そこで踊る二人の姿・・・・。完全に歌とダンスと音楽がマッチしていて
思わず「ポカーン」と口を開けてしまってました。
映画の時間帯として、夕方から夜にかけての野外のシーンが多いように感じ
ロマンチックな演出として音楽と映像が完全にマッチしていたように感じます。
ほかに、個人的にうれしかったのが
プールサイドで二人が再会するときに、流れていたバンドの音楽が、
A-HAのTake on Me が流れていて、
私にとって、国家試験受験の時に、気分転換でよく聴いていた思い出の曲でもあり
「な、懐かしい・・・」と。
ここで感動していました。←そ、そこ。。。(笑)
正直、どのシーンも名シーンでしょう。ってなるぐらい、目が離せなくて
終始瞬きするのが、もったいないぐらいでした。
歌もピアノ演奏もすべて本人がされているので、そのまま迫力が伝わって、生演奏、生ダンスを見ているような感覚でもありました。
これは、映画館でしか味わえない迫力です。
さすが、映画『セッション』を手掛けたデイミアン・チャゼル監督だな。。。
と。感心。
セッションも映画館で鑑賞したのですが、終始鳥肌。。。
師匠の怒鳴り声と、魂の根っから叩かれるドラムセッション
鑑賞していると、魂を揺さぶられました。
現代の『夢追い人』へ捧げる映画
予告編のとおり、夢・希望にあふれている内容で
ミュージカルで構成されており、内容もすんなりと入ってきて
面白い・美しい・ジワリ・・ときた内容全部が入っています。
でもそのなかで 本当に今の自分たち に重ね合わせられる・共感できる
メッセージ性の強い映画だと、思いました。
というのも「私たちが夢追い人」であるから。共感できるものなのかと思います。
※主観的につづります(ネタバレあり)
セブ(ライアン・ゴリング)は、ジャズのためのお店を開くこと
ミア(エマ・ストーン)は、女優になること
そんな夢追い人の二人が惹かれあい
夢を実現しようと、互いに夢に向かって
夢を膨らませつつ、、、
セブは店の資金や自分を売り込むために、あまり好きでなかった友人に誘われて
バンドに入って大ヒット。
→多忙すぎて店オープンどころではなくなった。
自分の好きなジャズからかけ離れていく
ミアはカフェの仕事、オーディションを受ける日々を辞め、
脚本が昔から書くことも好きであったことから、シアターを借りて
自作自演の劇を試みる。
→観客もあまりおらず、楽屋でボロボロに言われ、自信をなくして故郷へ
互いに「これって本当の夢なの?」と、本当にかなえたい夢を見失い
挫折し、現状で満足をしてしまう。
そのあたりで、今の時代生きる私たちに「ぐっ」と来るような場面が。
夢を見ているうちは「こんな風になって、ここで暮らして・・」など
想像力がとても働く。ほとんどが前向き。夢を語ることができるのはタダ。
誰にでもできること。
しかし、夢を実現していくにあたって
夢見ていたこととは違って、想像していたこととは違ったことばかりが起こり、
現実に追われて、越えようとはするけれども「挫折」すると、どんどん道にそれてきて
振り返ったとき
「結局自分にはこの夢は向いていなかった」と、言い訳。
しかし
人間言い訳にして、次へとチャンスを探しに行っているけど
何かしらどこかでつながっている。
一度自分の中でもった夢は忘れられない。
脳裏に焼き付いて、無意識に何かが導いている。
それに自分が気づき、立ち向かっていく、覚悟がある・ないか。
そこが人生の分かれ道なんだと思った
夢追い人へ捧げる素敵な歌
どの歌詞・セリフにも 夢追い人のために
「夢はかなう」「可能性がある」
というメッセージ性の強いものばかり。
例えば
映画のはじめで歌われる
Climb these hills
I'm reaching for the heights
And chasing all the lights that shine
And when they let you down
You'll get up off the ground
'Cause morning rolls around
And it's another day of sun
困難を乗り越えて
高みを目指すの
栄光と輝きを追い求めてる
うまくいかない時も
立ち上がるの
だってまた朝はやってくるから
そうまた晴れの日がやってくるからAnother Day of Sun 歌詞日本語和訳 映画ララランド サントラ La La Land | ふむふむハミング
たくさんのオーデイションのライバルがいる不安の中で
その中で選ばれることを夢見、前向きに歌われる
Is someone in the crowd the only thing you really see?
Watching while the world keeps spinning 'round
Somewhere there's a place where I find who I'm gonna be
A somewhere that's just waiting to be found
君が本当に見たいものは雲中の誰かなの?
世界がぐるぐる回る間に見てみよう
そこには、将来の自分を見つける場所がある。
見つけられるのを待っている【和訳】Emma Stone主演La La Landより、「Someone In The Crowd」 - 嘉門 平塵は今日も生きている
ミアがオーディションで歌う
Fools Who Dream (夢追い人)
なんてそのもの。
子どものころに女優にあこがれたきっかけから。
夢について語る歌。
Here's to the ones
Who dream
Foolish, as they may seem
Here's to the hearts
That ache
Here's to the mess
なりたかった夢は今実現できているのか。
夢の途中あきらめていないか。
挫折して満足していないか。
夢追い人の私たちへのエールが込められた映画のように感じました。
でも、人生は本当に何が起こるかわからない。
ここのシーンは、「はっ」としてしまい、
かたずをのみながらも真剣に見入ってしまいました。
鑑賞後、映画で出てきたセブが弾くピアノのジャズが脳裏でエンドレスに流れて
夜空を見上げながら
「あ~。人生何があるかわからない。
実現させる自信さえあれば、なんでもできること。頑張っていこう」
なんて、ふぁああああ。っと気持ちが「フワッ」と浮いた気分になりながら帰路につきました。
OSTを聴くたびに、色んなシーンが走馬燈のようにゆっくりとめぐることができる。
ミュージカル系のサウンドトラックの魅力って、そういうところだと思う。
自分の夢。可能性を信じて、
自分自身の人生を全力で生き抜いていく。
久々に魂から奮い立たされた素敵な作品に出会えました。
ぜひ劇場でこの感動を皆さん味わっていただきたいです。
試写会に招待してくださった、朝日放送の企画担当様ありがとうございました。
※画像はすべてTumblrから引用