【美女と野獣】どうやったら永遠に瞬間が残るの?~How Dose A Moment Last Forever~
美女と野獣が公開されてから、1週間。
テレビ、雑誌、SNSなどでもずいぶんレビューが上がってきており、たまに時間があるときに読んでいて、
一人一人、色んな視点で鑑賞されており、共感したり、
「こういうとらえ方もあるんだな」とか、またさらに魅了されました。
まだまだ、【美女と野獣】に魅了されっぱなしの私ですが、今でも強く印象に残っているのは
今回新たに増えた曲、
「How Dose A Moment Last Forever」です。
今回、この歌は、映画のためにAlan Menken氏が映画のために書き下ろした歌。
アニメ版からオリジナルの歌+新曲。
耳にするのが新鮮ではないかと思います。
映画見る前から、サウンドトラックを聴いていたものの
「おじさん声で、いい感じの歌だな・・・」
と、感じていたものの、特に深く意味も分からず聴いていただけでした
実際映画をみながらどこで流れているんだろう、、、と思いながら見ていると
「How Dose A Moment Last Foever....」と、歌いだしたのです。
ただ、Belleがでモリースのオルゴールを作るのにネジなど探しているシーンで
私自身の幼いころの祖父との思い出がよみがえってきて、重なり合うところが多くて、そこに感動しているところに
優しいオルゴールとともにモリースが歌いだすのです。
また、ここ最近、もやり。としていたことがこの歌で解決されたような気がしました。
趣味が写真でもある私は
「この瞬間を写真として残しておきたい」ことが多く、
友達と遊びに行くにも、ドライブへ行くにも、ちょっとした散歩へいくにも。。。
とにかくどこに行くにも、カメラを手放さず持っていきます。
しかし、ここ最近撮影している最中に
「この瞬間を写真として残しておきたい」けれども
ただ写真撮っただけで、その瞬間だけ満足している自分がいる。
瞬間だけに満足して、写真撮ったものの、何のために撮っているんだろう。
って、考えることが多くなり、
写真にも愛情があまり持てなくなり、
無意識的にシャッターを押す自分が情けなくも思えてきていました。
そんな中、タイムリーにこの歌に出会いました。
歌詞の内容としては
How does a moment last forever?
どうしたら一瞬が永遠に続くのか?
How can a story never die?どうしたら物語が死なないのか?
It is love we must hold ontoそれは、愛。私たちが愛し続けること。
Never easy, but we try決して簡単じゃない、でもそれでも私たちはするの
Sometimes our happiness is capturedときに幸せは記録することができる
Somehow, our time and place stand still過ごした時間と場所はどうにか残っている
Love lives on inside our hearts and always will愛は心の中で行き続ける、ずっと。
この歌詞を改めて知ったときに、
頭の中にまぶしい光が射したようにおもえ、衝撃的でした。
写真を撮ってなんの意味があるんだろう・・・。と思っていましたが、
写真は、時を重ねるごとに語り継がれていく思い出のもの。
ということが脳裏に、パッと出てきました。
思い返せば
私がまだ物心がないころから
両親や祖父母がたくさん写真を撮ってアルバムにしていたのを
祖母とみていたときに
「小さい時本当に大変やってんよ~」など、
写真一枚から
その当時の状況や、子ども時代の私の話をしてくれました。
その時は「へ~そうなんや~」って聞き流していたのですが、
改めて振り返ると
たったこの瞬間だけで、祖母にとってはとても思い出深いものであり、
この瞬間は祖母にとって何年たっても、愛おしい瞬間だということがわかりました。
またいずれこの写真が、将来、私の子供が見るとなったときなど
「この写真なにしてるの?」っていう話になったとき
祖母が言っていたことをいうのでしょう・・・。きっと。
また、成長してその場所に行ってみたり、
瞬間一つ一つが、そのように語り継がれていくのかなって思いました。
この歌を聴いてから、
いつまでも思い出に残るような写真を撮りたい。
撮った後も、一枚の写真から
誰かと語り合えたり、語り継がれていくような写真を撮っていきたい。
と、考えが変わりました。
写真は、語り継いでいくツールでもあり、一番大事なのは「愛」だということ。
そこであった出来事、感じたことなどは自分の記憶にとめておいて、また、次世代へ。
写真以外でも、なんでも方法はあると思います。
例えばベートーベンの第九を始め様々な曲も今日も継がれています。
この【美女と野獣】も
1740年にフランスのガブリエル=スザンヌ・ド・ヴィルヌーヴによって書かれた物語で
277年も時を越えて今日も、本、アニメや映画、ミュージカルなどで
みんなに感動を与えて続けている作品の一つです。
また、この映画もこの先の未来に語りついでいくには、
この映画・ストーリーから「新たな自分」として生きていくことも語り継がれていくのではないのかな。と思います。
だいぶ話は脱線しましたが、
この歌は、いろんなところで使われています。
Day in the Sun の
Belleが歌うところでマッシュアップとして使われていたり。
Belle が野獣とパリに行った時。
パリの生活がこんなにも大変だった。
お母さんとの別れはここだったことなどを知る場面で。
※エマワトソンも5歳までパリに住んでおり、歌っている時、自身と重ねて悲しく
なったようです。
そして最後のエンドロールに
セリーヌディオンがフルで歌っています。
ミュージカルならではの最後のカーテンコールのようなエンドロール。
イントロ聴いた瞬間から涙が滝のようで(言い過ぎか笑)止まりませんでした。
つい先日、MVがYouTubeに上がっていました。
改めてフルで聴くと歌詞が本当に素敵です。
サントラに入っている
Alan Menkenのdemo verはピアノでとご本人の歌声。
一味ちがって、しみじみときます。。。
今の時代技術が進歩して、デジタルではデータさえあれば残すこともできます。
腐敗しないように、それに対しても物が作ることもできます。
物語のように、今後も語り継ぐことの大切さ。を大切にしていきたいと思った、素敵な物語でした。
※画像は全てTumblrからです。