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映画 「光をくれたひと」 女性の幸せって

現在公開中の映画「光をくれた人」を先日見に行ってきた。

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あらすじ

 

 「ブルーバレンタイン」のデレク・シアンフランス監督が、孤島に流れ着いた赤ん坊を我が子として育てる灯台守夫婦の愛と葛藤を描いたM・L・ステッドマンの小説「海を照らす光」を映画化したヒューマンドラマ。

 第1次世界大戦後のオーストラリア。孤島ヤヌス・ロックに灯台守として赴任した帰還兵トムは、明るく美しい妻イザベルと幸せな日々を送りはじめる。

 やがてイザベルはトムの子を身ごもるが、立て続けに流産と死産に見舞われてしまう。そんな矢先、男性の死体と生後間もない赤ん坊を乗せたボートが島に流れ着く。赤ん坊に心を奪われたイザベルは本土に報告しようとするトムを説得し、赤ん坊にルーシーと名付けて我が子として育てはじめるが……。トム役を「それでも夜は明ける」のマイケル・ファスベンダー、イザベル役を「リリーのすべて」のアリシア・ビカンダーがそれぞれ演じる。

光をくれた人 : 作品情報 - 映画.com

 

 

タイトルについて

今回の映画の原題としては「The light between oceans 」

 

本の邦題「海を照らす光」

映画の邦題「光をくれた人」

 

本当にピッタリなタイトル。

ここ最近の邦題がしっくりこないのが多すぎて、

なんなら、無理にしなくてもよくないかな・・・とおもっていたけど。

本当に、ドンピシャ。って言っていいほど。

 

 

 

 

あらかじめ原作【海を照らす光】を読んだ上での映画の鑑賞だった。

特に最後あたりから、涙なしにはいられなかった。

 

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原作を読んだ上で映画を見ると

「あれ、原作ではあったのに、映画ではなんでないのか・・・」ってなることは多いけど、この映画ではほとんどなかったように思える。

 

 

ほぼ、原作通り。そのまま映画になっているし、

1920年代のオーストラリアっていったいどんなものなのだろうか、正直よくわからなかったけど、映画で映されていた時代背景や風景、田舎暮らしの感じがいいようにうつされていた。

イギリスの植民地だったからなのか、古き良きイギリスのようにも思えた。

 

 

 

あまりネタバレなどにはなりたくないので、大まかな感想をいうと。



邦題にもあるように、

光をくれた人」は、
トムの孤独な心を最初に灯したのは、イザベル。

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そして
赤ちゃんに恵まれず悲しみにくれていたトムやイザベル、結婚を反対されていた生みの親のハナ、亡くなった父の心に光を灯したのは、ルーシー。

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また、その光は次の世代も。。。

灯台の光が人々の心に光を灯しているのを描写しているように思える素敵な作品。

本当の幸せについても考えるきっかけにもなった映画。

 

特に最後は原作の期待通り、、涙なしには見られない作品。

 

 

 

女性の幸せって何。

 

女性の幸せっていったい何なのか。

今は、結婚して家庭を持つこと以外にも、

仕事ができること、趣味に没頭できること

色んな人と交流を持つことなど、たくさんある。

 

しかし、人生一度は「結婚して家庭を持つこと」という、理想は描いたこともあると思う。

 

恋に落ち、結婚し、子どもができて、子どもの成長を楽しみに毎日を過ごし、

いずれ子どもは独立、結婚し、孫ができ、自分たちは老いていく・・・。

 

など、今までそのように先祖代々がいたから、今の自分があるんだと思う。

 

 

映画の話に戻るが、

当時の女性の幸せは「最愛の人と結婚して家庭をもつこと」なんだとおもう。

ほとんどが。

しかし、育ての親であるイザベルや生みの親であるハナはオーストラリアの中でも

裕福な家庭で、「好きな人」と結婚することに厳しかったように思えるけど、

二人にとっては、最愛の人と出会い結婚すること、さらに子どもができて幸せ。

これ以上の何もいらないぐらいの幸せだったんだと思う。

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今でも重ねられることかもしれない。

特にイザベルの立場だと。

 

子どもを産んで育てられることがすべて自分の理想だったとしても、

現実問題難しいことが昔からあったことであるが、

 

今は医療が進んで、妊娠ができにくい身体であったとしても、

様々な原因がわかって生活習慣に気を付けるなど、さらに不妊治療まで受けられるように。

 

子どもができない間は

「どうしても子どもができないといけない」という、思い込みがどこかに植え付けられていて、理想と比べてしまうことが多いかもしれない。

 

ときどき不妊治療の特集番組を見るたびに

「最近の医療ってすごいなあ・・・」って感心すると同時に

「ここまでしてまで絶対に子どもって必要なんかな。」という気持ちが出てくる。

 

正直、自分も子供を持ったことがないから、大きな声では言えないけど

そのような気持ちが湧き出てくる。

 

 

イザベルもきっと理想と現実を比べつらい思いをしただろう。

 

しかし、ルーシーがいなくなったとしても、

長年トムとの愛情は死ぬまで絶えず、最後まで互いに愛し合っている素晴らしさなんだと思う。

 

流産に立ち会ったトムは、

悲しみに暮れたイザベルにいったい何をしてあげられるのか、一生懸命彼なりに考えたり。

ルーシーを秘密で育てたことがばれたとき、

呼び止めたのはイザベルなのに、すべては自分だといい、イザベルを守り抜こうとしたこと。

 

彼の勇気や愛情は素敵だった。

 

すべてが「子ども」というわけでもない。

 

結婚しても家族には色んな形がある。

愛し、愛されること、人生にとって必要としあう関係が大切なんだと思う。

 

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※画像はTumblrから

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