Suddenly I ......

いつも、突然に。徒然なるままに。日々発信中

自然災害、缶詰め状態になって思ったこと。

大阪、兵庫を集中的に襲った台風からまもなく1週間。

停電になったり、ものがたくさん飛び、トラックや自動販売機の横転

木が根元から折れるなど、さまざまな被害状況をsnsやニュースなどで目にして

衝撃的だった。

 

何よりも、いつも利用している関西空港の滑走路が浸水。

ターミナル内の停電、関空付近の高速道路と船が衝突し、

関空行きの電車道路が使用不可。

多くの旅客が閉じ込められてしまう事態となっていたこと

いつも利用している関空がまるで地球の終わりかのような映画に出てきそうな

状況のように見え、非常にショックだったこと。

 

 

 

空港に閉じ込められてしまった方々のことを考えると、

情報も全く入ってこないことや、このまま帰られるのか

海外観光客の方々だと、こんなハプニングに巻き込まれるなんて

ましてや帰国するのに旅の疲れが一気に来てしまたり

定かな情報がないことや

言葉が通じないことでのストレスも多くあるのではと思う。

 

 

時間が経って、神戸空港行きのベイシャトル、バスが復旧。

1ー2日で旅客を移動手段が復旧

更に一昨日から第2ターミナルが国内国際線が使用可能。

さすがだと感心ばかりだった。

 

 

 

関空の関係者さんには本当に

お疲れ様でした。と頭が上がらないぐらい。感謝でしかない。

 

今もなお、第1ターミナルが使えない状況で1日も早い復旧を急いで

作業してくださっている関係者もいる。

 

本当に本当にありがたい。

 

 

 

もし、災害にあった場合。。。 

 

そんな時自分ならどうするだろう。

 

ふと、考えていた。

 

 

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大好きな関空の滑走路

 

 

 

 

一度私自身も、同じような状況に巻き込まれたことがあった。

 

大学生時代、インターンシップの帰り道、

韓国の俳優 イスンギ くんのファンミーティングで千葉県幕張メッセまでいったこと。

 

www.m-messe.co.jp

 

 

寒い冬の2月だったと思う。関東中雪が降っていた。

 

インターンが終わり、東京駅から京葉線海浜幕張まで。

京葉線は海側を走るため、電車が止まるかもしれない。

と、聴いていたが、幸いまだ動いていた。

 

しかし、東京駅では曇っていた空が、海浜幕張につくと

もう、視界も悪いほど吹雪いていて、足元にはひんやりと雪がうっすり積もっていた。

 

 

こんな中本当にファンミーティングあるのかな。

と、不安になりながら幕張メッセまで歩いていった。

 

 

無事会場に到着すると、同じファンの方々50人ぐらいが身を震えながら

グッズの列を作って待っていた。

 

私も並び、ファンの1人の方と「寒いですね〜〜」と、話しながら待っていた。

 

しばらく待つと、徐々に人も集まってきてグッズの販売開始。

 

やっと、、、グッズ買えるわ〜。と、

なったと同時に思わぬハプニング。

 

京葉線が止まった。」ということ。

 

帰りの夜行バスも予約していたのが乗れないことや

帰れないことの不安に変わった。

 

 

やはり長時間待っていたのか、寒さなどで体調不良の方が続出したり

周りからの情報で飛行機もストップ、そもそも、東京の交通全部麻痺して

会場に来れない人が続出している。ということ。

 

 

そんな中、本当にファンミーティングやるの??

 

 

不安ばかりでしかなかった。

 

 

しばらくして、グッズを買った人は一旦会場のロビーに案内され

そこでしばらく待機。

 

楽しみよりも

不満と不安の言葉で溢れかえっているファンの声。

 

私自身も不安でしかなかったが、帰られないことは確実で諦めモードになっていた。

 

運営者に対しての怒りの声が周りからも聴こえていたが

 

「まず、寒さの中、会場内入れてラッキーやん、、、」

 

怒りを通り越して、開き直っていたこと。

 

 

 

しばらくして、運営会社の責任者がロビーにこられて

「今回のファンミーティングはこられない方もいるし、

このような大雪の中、交通渋滞も多発しており、まだバスなども

動いていることもあるため、、、、

お客様を優先して、本日は中止させて頂きます、、、。」

 

と、苦渋の決断をされたのでしょう。ここまできて中止になるとは。

 

 

更に怒りの声が響き渡り、

「もう、帰れる手段もないんですよ!!どうしてくれるんですか!!」

「スンギくんいるんでしょう!!」

「今日しかチケットないんですよ」

もう、いろんな声がわちゃわちゃ。

中には、韓国や海外から来られたファンもいて、混乱状態。

 

 

 再び運営会社の責任者と、スンギくんが来られて

 

「本日のチケットおもちの方は、明日参加可能です。

今日一部短い時間ですがコンサートはします。今日しか無理な方の為の枠で、、」

みたいな、説明をしてくださった

 

「本当に申し訳ないです」

スンギくんまで謝る羽目に。(いや、スンギくんは悪くないよ)

 

youtu.be

 

 

 

一部ファンミーティングはあるものの、交通網は全て自己責任ってこと。

ファンはとにかく怒りの声ばかり。

中には、「明日のために。。」と、退散される方もいた。

 

 

もう交通もないわけだし、ちょっとでも会えるってラッキーやん。

 

 

私は参加した。後のことはなんとでもなれ!!という勢いだった。

 

 

 

幸いにも自由席で最前列。

短い間ではあったが、スンギくんのコンサートを楽しめた。

 

結婚しようか

初めてのように、あの時のように 

 

の、二曲を歌ってくださった。

 

 

となりの席のシンガポールからのファンの方とも仲良くなれた。

 

本当に楽しかったし、不安も飛んで行った。

 

 

ファンミーティングがおわって

 

さあ、帰り、どうしよう。

 

会場も閉鎖するため止まることもできない。

海浜幕張駅へ行っても、運転再開未定、バス停で東京付近までいけることも知ったが

長蛇の列、タクシーも長蛇の列。乗るまでに日がまたぎそう。

しかし海浜幕張より離れたところで土地勘ないところで

何があるか、どう過ごすのかわからない。

 

 

もう、交通手段も全くないことを再認識し、留まることを決意。

 

 

バスにて並んでいた時に

高校生の息子さんを持つ、40代ぐらいの在日韓国の女性ファンのKさん仲良くなる。

Kさんも新幹線がないと帰られない方だった。

 

もう、諦めてどこかですごそう。

 

と、コンビニで食料求めても、飲み物すら全くなく

ネットカフェ行ってもキャンセルまち

ホテルに問い合わせても、満室。

 

ネットカフェのとなりにダーツバーがあり、

バーだという敷居の高いところでなのか、あまり入る人も少なくなく

席もあったり、ご飯もいただけることから

そこで一夜を過ごすことになった。

 

 

ほとんどが帰宅難民。

ダーツで楽しむ人もいれば、疲れて寝ている人も。

 

その時に開けてくださったお店の人には感謝でしかない。

 

Kさんと私は初対面なのに、もう、前からあったかのように

ファンミーティングの話や、韓国の話などで盛り上がっていたこと。

 

 

途中で眠たくなったら「寝ていいよ」って、交代で寝たり。

 

携帯の電池もなかったが不安もなく過ごすことができた。

 

いつのまにか朝を迎えていた。

 

 

始発から1時間以上遅れだったと思う、京葉線も運転再開。

京葉線で東京駅まで戻ると、一安心。

 

夜行バスもキャンセル手続きもでき、

いっしょに新幹線乗り場まで行って、それぞれの新幹線の時間になって解散し、

無事にお互い家に着いたことを報告できた。

その後連絡は取っていないが、元気である事を思っている。

 

 

 

 

 

 

 

たとえ帰られない缶詰状態であっても、今となってはいい思い出だ言えるのは嬉しい。

 

 

自然災害によって家の被害にあうこと、仕事がなくなること

家族がバラバラになること、最悪の場合死に目にあうこと。

食べ物も無くホテルもなく、店も開いていないこと、ライフラインがないこと

またそれは別だ。

もう不満と不安と怒りとショックでしかない。

 

 

でも、不安と不満ばかりだと何も進まないとおもう。

 

その自分の不安は何か。しっかりとフォーカスし、それに対して何ができるか。

シフトチェンジして行動していかないと、何も始まらないと思った。

 

でも、人間のショックの受け止めなどには人や状況によって違う。

 

 

自分の命は自分で守ることが基であるが、自分の周りも同じ被災者であること。

 

自分の衣食住のことで精一杯になるけれども、

周りをみて、困っている人がいないか、状況を把握することも大切だということ。

 

 

トイレの場所を迷っている人がいるならば、自分が知っている場合

教えても命は減らないだろう。

 

 

 

ほんのちょっとの親切をするだけでいいと思う。

たとえお節介と思われたとしても、嫌な顔されても

その人も困ってるんだ。

と、優しく受け止めること。

 

 

 

海外で同じような状況にあっても、国などの状況で変わってくると思うが

まずは自分の命優先で。困った時には人に尋ねて、

なんらかの解決策を自分なりに作っていくこと。

自分にちょこっとでも余裕が生まれたなら、

なんらかの形で助けられることに貢献すれば良いと思う。

たとえ時間が経っていたとしても。

 

 

 

 

人は1人では生きていけないから、不安や困った時こそ周りを見て

「今、何が自分にできるのだろう」と、自分ができる範囲で自分自身のことや

周りで何ができるか。を考え行動していくことが大事だと思った。

 

 

 

思い切って開き直って

「これも人生の一つ!なんとかなる!」

と、できる範囲で行動を起こしていくことで、何か解決策は出てくる。

 

 

 

楽しい、嬉しい反面、

不安、恐怖、怒りなどいろんな感情がある。

 

 

予期しない不安や喜び人生この先にたくさんあると思うけど、

自分がどうありたいか。そのために自分は何ができるのか。

 

を忘れずに。

いつも自分自身で精一杯にならず、少しでも心の部屋を開けて。

 

 

ステキなツイートがあったので共有。

 

 

 

 

 自然災害が続く中、一刻でも早い復興を願っていると同時に

今の自分にとって何ができるか。行動していこう。