実は仕事を辞めていた話②
3月いっぱいで仕事をやめ、
4月から家で過ごし、家事をする中で自分と向き合い、
自己達成感を味わうこと
自分で自分を褒めることに気づいたこと。
今まで他人事と思って、できないでしょ。って思ってたけど、
家にいると、ほとんど1人で、寂しい気持ちや嬉しい気持ちなど様々。
それらを共感、慰めること、聴いてあげることができるのは自分自身。
心の声こそ自分以外誰もいないんだと思う。
家の中で気づいたことを綴ってきたけど、
今回は外出することで気づいたことを綴ってみようと思う。
実家にいる限り、料理洗濯掃除+外に出ること。を決めていた。
仕事をしていた時は、外に出ないと仕事場に行けないし、
外に行きたくなくても、行かなければならない。
また、電車通勤で定期もあったから、
行動範囲もひろくいろんなところにいけてたけど、もう、定期も期限切れ。
すっかり仕事を辞めてから、窓から外の風景をみるけど
家から一歩出なくなったこと。
目的もない外出はめんどくさいなー。と、
しばらく引きこもって録画していた番組の整理をしたり、DVDをみたりして1日が終わっている日がほとんど。
でも、4月のある日、部屋に入ってくる太陽の日差し。
日差しの中で愛犬のハッピーがカーテンに隠れて、気持ちよさそうに日向ぼっしていた
のをみて、なんとなーく外に行きたいな。。っと、
ハッピーを抱っこして近くの公園に出かけた。
数日ぶりにあたった外の風は、ちょっと肌寒いけど、新鮮で気持ちよかったことが鮮明に覚えている。
自発的に出ることで、また違った感覚を覚えた。
公園はちょうど桜が7部咲き。
桜の咲き始めをハッピーと一緒に見ていると脳裏から
桜舞う この道を あなたと並び 歩いている
風はまだ肌寒い けどなんか幸せ
と
BoAの【be with you】の歌詞がでてきた。
ドンピシャ、、、笑
歌詞の中に入ってるではないか。
ハッピーのリードを離して、公園を自由に散歩させたりして、
今まで家の中で寝ていたハッピーが嬉しそうに、広い公園を歩き回って
いろんなところをクンクンと匂いを嗅いだりと、犬らしい姿をみせていた。
それをぼーっと眺めていると、
なんか、こんな日いいなあ。
って、ほっこりしていた。
名前を呼んで、ついてくるようにすることが、犬を飼う前からの夢でもあり
12年経ったおじいちゃん犬、ハッピーにもできるのか、、、と、
やってみようと、ふと思いつき、
大好物なおやつをもって、「ハッピー」名前をよんでみた。
そうすると、鉄棒の前にいたハッピーは、
三メートル離れたほどにある植木のそばにいる私の元にきてくれた。
おやつの匂いに引き寄せられたのかもしれないけど、
でも、その、私の元にテクテク歩いてくる
姿が愛らしくてもう見ているだけで幸せで、たまらなかった。
おやつをあげて、きてくれたことを褒めちぎるように撫で
同じことを何度も繰り返してた。
最高にお利口な顔(^O^)
平日の日中だと公園も誰もいないし、
できるだけ平日は公園でハッピーと遊ぶことにした。
行きたくなかったら、庭だけでもいいや。
と、なんとなく決めてたけど、
葉桜になるまでの2週間は平日ほぼ毎日公園に通ってた🌸
7部咲きから見ていた桜が満開、そして散っていく。最後の最後まで桜をみて
季節を感じたような。
休日は父が写真撮影がてらに、ハッピーと一緒についていき、ドライブへ。
チューリップ畑
藤棚
さくらが終わったら、近くの森の中でお散歩したり
学生時代、仕事をしているときは
休みの日は何も考えずに、自然の中でぼーっとする。っていう
現実からすっかり離れた過ごし方に憧れていて、
休みの日は山登りにいったり、海にいくなどしていたこともあったけど、
常に何かに追われているようで、余裕を持って休めなかった気がする。
休むのに、罪悪感でいっぱいで、
「こんな私が休んでもいいのかな」って思うこともしばしばあった。
仕事を辞めてから、
ほぼ毎日のように自然に触れるなど、憧れの過ごし方していて、
ゆっくり時間が流れる感覚が気持ちよくて、素直に嬉しかった。
自分が仕事を辞めた罪悪感というよりも、
「辞めてよかったんだな・・・。」っていうことを
ちょっとずつ受け入れられるようになってきた。
自然に触れることで、改めて五感が研ぎ澄まされたような気がする。
木の葉が風に吹かれて重なり合う音
肌寒い風から、柔らかい優しい風
まぶしい太陽、木漏れ日、ざらっとした木の幹。森の新鮮な匂いや花の香りなど
よくわからないけど、自然に触れるだけで
気持ち良い感覚と、どこか心のモヤっとしたものが、なくなってるような気がした。
人工的に作られていない、この自然の恵みが素晴らしいなあ。って思った。
「お外に行く?」って、ハッピーに声をかけると自発的に玄関まで行き
おすわりして待っている。
どうやらハッピーも外が好きになったよう。
スマホやパソコンでも違う世界に行けてしまう、今日この頃だけど
体を動かす、五感を感じることは、外出など活動しないとできない。
改めて自然の恵みに感謝。